ここんにき日記
【ここんにき】 とは、このあたり・この付近 という長崎の言葉です。ここんにきな情報を、有限会社トータル・サービスが長崎より発信!
- 2025.07.22
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- 2007.08.28
2007長崎打ち水大作戦
- 2007.08.24
お茶の中心は静岡と叫ぶ
- 2007.08.21
単位とか基準がわかりません
- 2007.08.17
激しく見送るお盆です
- 2007.08.10
最後は「i」(アイ)
2007長崎打ち水大作戦
最後の悪あがき的にどこへ行っても混雑する「夏休み最後の日曜日」もおわり、
まもなく8月そのものが終わろうとしています。
でも、まだまだ残暑厳しい長崎。
特にここ数日は、湿度が高くて蒸し蒸し。蒸されておまんじゅうになりそうです。
そんな暑さをぶっ飛ばせ!というわけでしょうか、
明日「長崎打ち水大作戦」というエコイベントが開催されるようです。
日時 8月29日(水) 15時より
場所 長崎県美術館 -運河劇場-
詳細 http://www.coolmiz.com
打ち水には、道路などに水をまくことによって見た目に涼しさを感じさせるとともに、
水が蒸発する際に熱を奪う性質を利用して、気温を下げる効果があるそうですね。
この蒸し暑さにうんざりしているアナタ!参加してみませんか?
ただ、入手したチラシを見ると、注意点として以下が書かれておりました
・桶、バケツ、ペットボトル、洗面器など何を使ってもOK
・他人の迷惑にならないよう
・車の通りのないところで、安全を確認して
・水は雨水かお風呂の残り湯などを二次使用しましょう
確かに、打ち水で地球環境を考えるのならば、撒く水についても気を配るべきですよね。
参加される方は参考にどうぞ。
さてさてこのイベント、もちろん長崎だけの取り組みではなく、全国津々浦々で行われているようです。
がしかし、明日行われるイベントのタイトルは
「長崎打ち水大作戦」。
長崎が頭に載っているわけですから、
・地元ミュージシャンの演奏
・長崎検番の芸者さんたちと打ち水
・究極のクールビズが登場
と、長崎を感じさせるサブタイトルが付いておりました。
はい、ここで気になるのが「究極のクールビズ」ですよね!
これは、雲仙市国見町の伝統芸能である「鳥刺し」のスタイルを指しているようです。
「鳥刺し」とは、鷹匠に仕えて鷹の餌となる鳥を取っていた職業のことを言ったようです。
そして、国見に伝承される「鳥刺し」は、その人たちが鳥を捕まえる様子を、
裸に9尺の赤ふんどし姿で長竿を持ち、ユーモラスに表現したものだそうで。
私は残念ながら見たことがないので、その表現がどのようにユーモラスかはわかりかねますが、
このスタイルで充分ユーモラスかと存じます、、、。
※「鳥刺し」の様子はこちら
神代鍋島塾さん
(雲仙市国見町神代の地域振興を目的とした団体)のHPです
確かに、究極のクールビズ。
着こなすには、究極の勇気がいりそうです。
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お茶の中心は静岡と叫ぶ
とあるスーパーに行ったところ、
ご贈答用として、箱入りのお茶が並んでおりました。
うむ。やはりセンターは静岡茶なのですよ。
しかしながら、長崎県もお茶どころだったりするわけです。
静岡をセンターにすえつつ、そっと左側からその存在をアピールしているお茶、
これこそまさに、長崎茶です。
と書いたところで、長崎県外出身の方々にはなんと読むのか難しい組みあわせ。
意外と長崎人はそれに気づいていないわけですが。
答えは「彼杵」とかいて、「そのぎ」と読みます。
長崎人は、
「本気」と書いて「マジ」と読むタイプが多いのかしら?
なんて思ったのは、引っ越してきて間もないにき子です。
そして右側。これは実は福岡県のお茶なのです。
九州二つの県を従えて、なんだか水戸黄門に見えてくる静岡茶です。
もしかしたら、缶の中には印籠が入っているかもしれません。
ちなみに、長らく助さんを演じ、いまや水戸黄門さまに出世なさった里見浩太郎さんは
静岡県出身なのですよ!
というわけで、格さんの位置に鎮座まします、右側の缶を見てみましょう。
そこに並ぶ文字をじっくり見ますと、八人の女性が茶摘をする姿を思い浮かべる方も
多いかと思います(多いか?)
しかしこれは、「八女」と書いて「やめ」と読みます。”やめちゃ”ですね。
福岡も、「運命」と書いて「さだめ」と読むタイプの人が
多いのでしょうか、、、
長閑と書いて「のどか」と読むのは正しいんですけどね。
(にき子的に、その読みがなに一番ショックを受けた漢字であります)
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単位とか基準がわかりません
先日、会社のスタッフ以外の方々とお会いして、話をする機会がありました。
その時です。
単位や基準がわからない・・・と思ったのは。
長崎人が数人集まれば、時期的に精霊流しの話が弾むのです。
「あの時はお世話になりました」などと会話スタート。
「そういえば鈴木さん(仮名)のところは何箱くらい使いました?」
「うーん、3箱くらいかな」
「ほぉー!多かねー!」
「いやいや、小さかのを3つですよ」
にき子はこれを聞いていても、何が箱で、どう小さいのか、まったくもって意味不明。
そこで社長に聞いてみたところ、以下の回答が。
・箱単位で話しているのは、精霊船を曳くときに使う爆竹の量のことであろう
・爆竹はダンボールの中にお弁当箱を
分厚くしたようなサイズの箱が いくつか入っていて、
その中に10個ほど入っている、キャラメル箱サイズの
箱の中に入っている。
・キャラメル箱サイズの中に、爆竹4個入り。
※たぶんこれかな?という花火を見つけました。
(合資会社立岩商店さんの楽天サイトです)
もちろん売り切れ。一体どれだけ売れるのでしょう・・・
社長の説明を聞いて、鈴木さんの言う小さい箱とは、
キャラメル箱サイズのことかな?などと考えたりするにき子ですが、
そのくらいの量で、あんなに煙がたちこめ、爆音が響き渡るでしょうか?
おそらく「小さい」とは、「ダンボール箱より小さい」という相対的なサイズを述べたまで。
絶対値で換算すると、きっと大きいのでしょう。つまり、お弁当箱サイズですかね。
それくらい無いと、長崎人は満足できないでしょうし!
そして、たまたまデジカメを持っていた鈴木さんは、いそいそとカメラを操作。
精霊船の前にたたずむ自分の姿を表示させ、ご満悦のご様子でした。
そのときの鈴木さんのいでたちはこんな感じでした。
カンフースタイルとでもいいましょうか、どことなく中華風なのです。
そう、これはおくんちの時に蛇踊りを奉納する人たちのスタイル!
よくみると、鈴木さんの後ろにある精霊船は先頭に龍が付いていて、船自体が中華風。
船に合わせて担ぎ手も中華風のスタイルで統一したのだと説明してくれました。
そもそも、精霊流しのスタイルはこんな感じなのです。
・頭には豆絞り手ぬぐい
・船ごとにそろいの法被
・ひざ丈のパンツ(ステテコか?)
・江戸腹賭け(前にドラえもんのようなポケットが有りますが、出るのは爆竹ばかり。)
・足袋
※なんと制服取扱店で、精霊流しファッションも取扱い
((有)瀬川商店さんのサイト)
先ほどの中華風スタイルと比べると、その差は歴然!
そして鈴木さんの中華風スタイル、かなり珍しいものだったようです。
あちこちで活躍している、ベテラン担ぎ手の鈴木さんにさえ、
「初めて着たけれど、なかなか良かった」と言わしめるシロモノなのです。
ん?なにが良かったかって?
鈴木さん:「長ズボンだからね、
急に爆竹を投げられてもそれほど熱くなかったのが良かったね」
うーむ。
やはりあれだけの爆竹が足元に飛んできたら、
半ズボンのノーマルスタイルではさすがの長崎人も足が熱いのですね!
それにしても、故人を送り出すお盆の行事で、
爆竹を投げられても熱くないから良かったっていうその基準、にき子にはやっぱりわかりません・・・。
またしてもカルチャーショック。
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激しく見送るお盆です
何度も書いておりますが、にき子は静岡出身です。
したがって、民族大移動の流れにのって、お盆は静岡に帰省中。
お盆があけてしばらく経つまで、長崎にはいなかったのです。
でも、今年は少し早めの15日、21時ごろ帰宅。
辺りはすっかり静まり返っておりました。
荷物を片付けようと、駐車場をうろうろしていたところ、
どこからともなく、突然
バババーン!パンパンパン!パンパンッパンッ!
と、乾いた破裂音がッ!
何事?と慌てふためいて音のしたほうをうかがうものの、そちらには山しかありません。
しかし、断続的に響く炸裂。風に乗って、火薬のにおいも漂ってきました。
この音は爆竹だと気づいたものの、なぜ今鳴らしているの?
子供たちが花火のついでに爆竹を鳴らしているのか?
しかし、それにしてはしつこくいつまでもパンパンとはじける音がしています。もう夜も遅いのに。
暗くなった山の方から聞こえる音に、
よからぬ人たちが集って、爆竹を鳴らして遊んでいるのかしら?
などと腹立たしささえ感じていました。
しかし、本日会社で聞いてみると、、、
「お墓参りに爆竹は必需品」との衝撃の事実が!
昨日の音は、お墓参りの人たちの点けた爆竹の音だったのです!
お墓にはお線香と榊などを持って、掃除をし、静かにお参りするものと思っていたのに、、、
考えてみたら、長崎の伝統行事「精霊流し」でも、爆竹はつきもの。
精霊流しとは、初盆を迎える故人の霊を乗せた精霊船を、故人の家族や親しい人たちが
流し場まで曳く行事。あいさつ回りのようなものでしょうか?
そして、造花や提灯などで煌びやかに飾られた精霊船が行く先々で、爆竹が盛大に鳴らされます。
これは、魔除けの意味があるようで、この風習はもちろん中国由来のもの。
・・・・・。
ご覧の通り、爆竹消費量が半端ではありません。
中には箱ごと火をつける猛者もいるのだとか。
精霊船の前には、どれだけ魔物がいるのでしょうか、、、
こんなに激しくお見送りされて、故人も大変かと思うのですが、
長崎人はこれくらいしてあげないと、寂しく感じるのかもしれません。
でも、飛行機の音や雷鳴など、大きな音にからきし弱いにき子にとって、
この爆竹で魔よけの風習は、恐怖以外のナニモノでもありません。
「今後お盆に長崎にいることがあっても、決して近づいてはなりません」
と、にき子の心の声が囁きます。素直に従う所存です。
そして、周りでパンパンパーンッ!と派手に爆竹なんて鳴らされた日には、
おちおち眠ることも出来なさそうなので、
にき子は絶対長崎のお墓には入らないことを誓います。
そもそもお墓なんてないんですが、、、
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