ここんにき日記
【ここんにき】 とは、このあたり・この付近 という長崎の言葉です。ここんにきな情報を、有限会社トータル・サービスが長崎より発信!
激しく見送るお盆です
何度も書いておりますが、にき子は静岡出身です。
したがって、民族大移動の流れにのって、お盆は静岡に帰省中。
お盆があけてしばらく経つまで、長崎にはいなかったのです。
でも、今年は少し早めの15日、21時ごろ帰宅。
辺りはすっかり静まり返っておりました。
荷物を片付けようと、駐車場をうろうろしていたところ、
どこからともなく、突然
バババーン!パンパンパン!パンパンッパンッ!
と、乾いた破裂音がッ!
何事?と慌てふためいて音のしたほうをうかがうものの、そちらには山しかありません。
しかし、断続的に響く炸裂。風に乗って、火薬のにおいも漂ってきました。
この音は爆竹だと気づいたものの、なぜ今鳴らしているの?
子供たちが花火のついでに爆竹を鳴らしているのか?
しかし、それにしてはしつこくいつまでもパンパンとはじける音がしています。もう夜も遅いのに。
暗くなった山の方から聞こえる音に、
よからぬ人たちが集って、爆竹を鳴らして遊んでいるのかしら?
などと腹立たしささえ感じていました。
しかし、本日会社で聞いてみると、、、
「お墓参りに爆竹は必需品」との衝撃の事実が!
昨日の音は、お墓参りの人たちの点けた爆竹の音だったのです!
お墓にはお線香と榊などを持って、掃除をし、静かにお参りするものと思っていたのに、、、
考えてみたら、長崎の伝統行事「精霊流し」でも、爆竹はつきもの。
精霊流しとは、初盆を迎える故人の霊を乗せた精霊船を、故人の家族や親しい人たちが
流し場まで曳く行事。あいさつ回りのようなものでしょうか?
そして、造花や提灯などで煌びやかに飾られた精霊船が行く先々で、爆竹が盛大に鳴らされます。
これは、魔除けの意味があるようで、この風習はもちろん中国由来のもの。
・・・・・。
ご覧の通り、爆竹消費量が半端ではありません。
中には箱ごと火をつける猛者もいるのだとか。
精霊船の前には、どれだけ魔物がいるのでしょうか、、、
こんなに激しくお見送りされて、故人も大変かと思うのですが、
長崎人はこれくらいしてあげないと、寂しく感じるのかもしれません。
でも、飛行機の音や雷鳴など、大きな音にからきし弱いにき子にとって、
この爆竹で魔よけの風習は、恐怖以外のナニモノでもありません。
「今後お盆に長崎にいることがあっても、決して近づいてはなりません」
と、にき子の心の声が囁きます。素直に従う所存です。
そして、周りでパンパンパーンッ!と派手に爆竹なんて鳴らされた日には、
おちおち眠ることも出来なさそうなので、
にき子は絶対長崎のお墓には入らないことを誓います。
そもそもお墓なんてないんですが、、、
↑↑↑ランキング参加中!クリックしていただけると嬉しいです。
この記事へのトラックバック
トラックバックURL
リンク
長崎で売れている本
ランキング3位
◎長崎新聞紙面で
3月25日に紹介されました
超人気・園長先生からの
とっておきアドバイス
ママ、「早くしなさい!」
って言わないで
著者:加藤 富美子
発売元:PHP研究所
一度ご覧ください
カテゴリー
プロフィール
長崎生まれの長崎育ち。
2人のハイパーな娘達を相手に
子育て奮闘中です♪
目下の目標は、いかに自分の時間を捻出するか!
長崎のおすすめ情報(どうでもいい情報も)をドンドン
更新して行きたいたいと思いま~す。
この記事へのコメント