ここんにき日記
【ここんにき】 とは、このあたり・この付近 という長崎の言葉です。ここんにきな情報を、有限会社トータル・サービスが長崎より発信!
天日干し
今日、10月10日は「晴れの特異日」。
そして本日も例外なく、きっちり晴れておりました。
昨日の暗い空と、冷たい雨がウソのよう!
そして、街中を歩いているとやっぱりいたのがこのお方。
龍の天日干しー。
実はこの向かいに、龍の家(格納庫)があるのです。
昨日はカッパ着用でしたがやはり濡れたのでしょう、
道路で日光浴を楽しんでいました。
後方に「止まれ」の文字がありますが、なくても止まります。怖いです。
こんなにそばで、余裕で見物できちゃいます。
しかし、顔中毛むくじゃらですねぇ。
前、見えるんですか?
更に近寄ると、舌を出しているのが良くわかります。
良くわかりますが、ペコちゃんとは似ても似つかぬこわもてです。
動いているときに噛んだりしないのか
にき子はとっても心配です。
口の中、舌の下までしっかり乾いていいのでしょうけど。
虫歯検診もらくらくです。
実は、昨日のカッパは干していないのか?と探し回ったのですが、残念ながら見当たらず。
でも。
あの白いぴったりした物体は、実は脱皮した皮だったのかもしれません、、、。
だから干してないんじゃなかろうか。
いやしかし、なにもおくんちに脱皮しなくてもよさそうですが。
龍踊りは、長崎くんちでは有名な踊りだそうですが、奉納する踊り町は籠町・諏訪町・筑後町・五嶋町。
各町ごとにいろいろな特徴が有るようですが、
五嶋町の龍の特徴は、「高さ」と「早さ」にあるそうです。
たしかに、大きいのに素早い動きの龍でした!
この見事な龍、もっと見たいのは山々ですが、今度おくんちで見られるのは7年後。
それまで元気でねー。
ちなみに。
鬼が笑いますけれど、平成20年は諏訪町が踊り町です。
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おくんち後日(お上り)
今日はおくんち後日です。
おくんちとはつまり、諏訪神社の神様(3つのおみこし)が
三日間下界におりてきてくださる日なのです。
そしてその神様を、お供えをしたり踊り町が奉納踊りをしたりしておもてなしをしているわけなのです。
だから初日は「おくだり」といって、
神社から三日間滞在する別荘地となる「お旅所(おたびしょ)」まで、
3つのおみこしでパレードをするわけですね。
そして今日は逆に、神様が神社に帰る「おのぼり」。
しかし生憎の雨なのです、、、。
しかも、暑い暑いといっていたのがウソのような冷たい雨になりました。
こんな天気ですからもう一泊ゆっくりしていけばいいのに、神様はあっさり帰宅。
いろいろ忙しいのでしょうね。
また来年、おこしくださいね。
実は、トータル・サービスのあるビルの中からも
神様が自宅に戻る様子をじっくり見ることはできるのです。
でも、神様を上から見下ろすことになってしまうので、失礼だから撮影せず。
かわりに、庭先回りをしている踊り町を目にしたのでご覧ください。
(庭先回りとは、日ごろお世話になっている場所や官公庁に踊りを呈上することです)
まずにき子が目にしたのは、
八幡町の「弓矢八幡祝い船」。
踊りを奉納する踊り馬場では、なんと船の中から
鳩を飛ばした船ですが、雨でこの通り。
白い船に見えてしまいます、、、
雨が憎らしいです。
続いてやってきたのは、龍船。
この大きさに若干恐れおののきますが、踊り馬場では口から炭酸ガスをはいたとのこと!
でも、この顔から吐くなんて怖そうと思わせておいて、成分は入浴剤のバブと同じ。
ブボーッとやってもらうと、肩こりがほぐれるのかもしれません、、、
なぜか市役所方面に行ってから、県庁方面へ戻ってた龍船。まさに右へ左へ。大忙し!
よくみると、こちらは赤い部分だけ
ビニールで覆われています。
新しい発見。
龍は撥水加工である。
そして雨の中賑やかにやってきたのは、やはり龍踊りの行列でした。
左:お囃子の子供たちも
みんな白いカッパ着用です
右:龍もそろいのカッパ!?
(龍衆は着ていないのに!)
なんと龍にぴったりのカッパでしょうか。
しっぽまでぴっちり。
あんこが尻尾まで詰まった感じです。
こういうタイヤキは人気がありますよね。
あまりの大行列に、タクシーは右折できません。
龍優先道路。
ここしばらく雨なんて降っておらず、カラリとした晴天の続いた長崎だったのです。
それがどうして、おくんちに降るのでしょう、、、
などと、天気に恨みを言っても仕方ないことですが、言いたくもなるタイミングでした。
そんな中で踊りを奉納された踊り町の方々、お疲れ様でした。
今日の雨で、風邪などひかないようご注意くださいね。
おくんち3日間の映像や写真などは、様々なサイトで公開されることと思います。
興味の有る方はご覧ください。
・長崎くんち
・テレビ長崎のおくんちサイト
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昨日は人数揃いでした
庭見せの翌日の10月4日は「人数揃い」です。(”にいぞろい”と読みます)
これは本番と同じ衣装で町内に稽古の成果を披露するもので、
本番前の最終リハーサルのようなものでしょうか。
さっそくにき子もトータル・サービスがある万才町と、龍のいる五島町に見物にいってまいりました。
まずは、万才町。
左:すでにこの人だかり!
すごい熱気です
右:三味線もこんなにたくさん。
左:傘鉾はここで待機
右:中をのぞいて見たりして、、、
こうやって支えてます。
すごいです。
左:早着替えもしたり。
このあと「ぶらぶら節」を
披露してくれました
右:最後に勢ぞろい。
みんなで手を繋いで・・・?
ドキドキ
ヴィクトリィー!!!
じゃ、なかった(当たり前)。
ばんざーい!!!
万才町(まんざいまち)なだけに、ばんざいで締め。
艶やかでした。
この会場での披露は無事終了。
今度は町内の他会場に行くために、列をなして大移動を繰り広げます。
このとき、女性たちが蛇の目傘をさしてあるいていました。日よけかしら?とってもステキ。
左:「暑くても顔はぬぐっちゃダメ」と指導が。
おしろいがはげちゃうんですって。
ハンカチ王子のように、押さえて。
右:三味線はこうやって運びます。
見事な風呂敷使い!
左:蛇の目がステキでしょう?
出演者の行列の後ろで
バスも行列。大渋滞。
右:当社の窓から俯瞰の図。
県庁や市役所のある
メインストリートを占拠。
撮影を終えてホッと落ち着く間もなく、「五島町の龍を撮影せよ」と、某社長からの指令が!
人数そろいは、どこの町も同じ時間帯に行うため、全ての踊り町を制覇するのは難しいのですが、
本隊が移動する場所を目指して動き回ると、複数の町も見物できるわけです。
そうです。要するに「走って行け」という指令。はい、行ってきます。
そして、待ち伏せ成功!
しばらくすると、鐘やラッパの入った龍踊り特有の賑やかなお囃子が聞こえてきました。
(※しかし行列の最後には、笛と太鼓のお囃子もいるのです。まさに音のチャンポン。動画を要チェキ!)
バスや車やトラックやら、とにかく交通量の多い国道ですが、
脇を行くバスに一瞥をくれつつ、余裕の表情でゆったり移動する龍。
なんでしょ、このシュールな世界は。
左:移動中ですが、
顔や尻尾は動かすのです。
「長崎港はあっちか」と確認。
右:後姿はこんな感じ。
おなかがもこっとしてます。
交差点に来ると、信号をきちんと確認します。
左:車が途切れた!
今のうちなのだ!
右:わっせ、わっせ、わっせ
左:お囃子の子供たち
大所帯です
右:龍の鳴き声を表す長ラッパ。
これが独特なサウンドの
主役でしょうね。
左:玉を探してとぐろを巻く龍。
右:総監督さんの衣装も
中華風。
左手に持つ旗が振られると、
龍は宙を舞いだします。
この日、動画を撮影しよう!と、しっかり場所を確保してスタンバイするにき子の前に、
おばーちゃん集団がやってきました。どうやらお孫さんが龍衆(龍を動かす役割のことです)で、
晴れ姿を見に来た模様。
付き添いAさん「あら、あそこにいるわよ!ばーちゃんの孫よ!がんばってるよ!」
付き添いBさん「ほんと上手ねぇ、尻尾。」
、、、ほめ殺し。そして、なぜ尻尾?
不思議に思って尋ねたところ、尻尾の動きを重点的に褒めるのには、わけがあったのです。
尻尾は、たとえ龍がゆっくり動いているときでも、単独でふわりふわりと動いているのです。
それを担うのが、しっぽを動かす龍尾衆。(ばーちゃんの孫含む)
この龍尾衆の働きで尻尾が動くことによって、龍は生き生きと見えてくるわけなのです。
なるほど龍の顔ばかり目で追っていましたが、尻尾の動きも絶妙です!
だから褒めるんですね、「尻尾が」って。この後、私も尻尾ばかり見てしまいました。
では、行列の時とうって変わって、素早く力強く、動き回る龍をお送りします!
絶妙に動く尻尾を、あなたもぜひご覧あれ!
以上、にき子の「人数揃い」報告でした。
いよいよ長崎くんちは7日から!みなさん、見にこんね!
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本日庭見せ
庭見せとは、踊り町の家々で、当日使用する衣装・楽器・道具から、
踊り町に届けられたお祝いの品々までを所狭しと並べ、市民に披露するおくんちの行事のひとつです。
ちょうど準備中の五島町界隈を通過したときに、写真を撮ってみました。
これは、五島町の庭見せ会場のひとつ。
会場はこのように入り口に家紋のはいった幕を張り、御燈明を
ともします。
準備の人たち。
おそろいのTシャツの背中には、
奉納する龍踊りの龍が。
準備中でも、思わず足を止めるのが長崎人。
ちらりと衣装が見えますね。
もうひとつの会場も覗いてみました。
中華風です
右:傘鉾
各踊り町ごとに一つあり、
町のしるしの役割を
果たします
もちろん、龍もいます。
夕日を浴びてとぐろを巻いてます、、、
衣装・龍・傘鉾などをこんなに近くで見られるのが、庭見せの醍醐味。
きらびやかな衣装にうっとりです。
そしてもっと目を引くのが、豪華なお祝いの品々!
この豪華さをご覧あれ
左:長崎のお祝いの席には
必ず登場の桃カステラは
中央に。
右:シーラというお魚です。
一番びっくりしたのはこのカジキ!
1メートルくらいあるのでは、、、
デカイ!怖い!
そして入り口は、七夕のようになっております。
この竹につるされた紙は、「花紙」。寄付をする人は、裏に住所・氏名を書いて渡すのだそうです。
要するに、寄付しましたよ!という証ですね。
左:竹についた短冊のような紙は
「花紙」。寄付の証です。
右:トータル・サービスでも、
しっかり用意した花紙。
くくりつけられるようにヒモ付き
さて。
少し日が落ちてからの、万才町も撮影してきました!
すでに沢山の人が集まっています。
にき子も負けじと潜入開始。
左:万才町は本踊りを奉納します
衣装が飾られていました
右:傘鉾はここ
右手には花紙。
万才町にも沢山
飾ってありますねー!
そして、やはりお供えの品々も豪華に並んでいます。
桃カステラや、栗、ざくろなどが見えますが、
にき子が必ずチェックするのは、
顔の二倍はあろうかという、この巨大栗まんじゅう!
老舗の饅頭屋さんのものだそう。てかてかむちむち。
※五島町にもありましたよー。
気づかれましたか?
庭見せの時間は、夕方から午後10時まで。
写真を見ていただければわかるように、披露される物は赤い敷物の上に並べられています。
そして会場はライトアップされるので、
ぼわーんと赤い中に、衣装やお祝いの品々が浮かび上がってそれはそれは美しい!
人気のあるところは、順番待ちをして会場に入ることもあるようですが、
場所によっては振る舞い酒を出すところもあり、
各踊り町の庭見せをぶらりぶらりとめぐるのも、楽しいもの。
庭見せの方が好きだという人がいるのも、うなずける話です。
ワンちゃんも楽しんでますしね。
さるくちゃんと長崎くんちのコラボ。
踊り町全てをこたえられるアナタは
おくんち通デス!!!
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忍び寄るおくんち
朝晩は涼しいですけれど、今日も日中は暑かった長崎です。
日差しは幾分和らいできたし、吹く風はカラッとさわやか。でも暑い!
本日の気温、29度でした。
さてさて暑くても、カレンダーに目をやると、週があけたら月曜日!じゃなくて、10月!
いつの間に10月がこんな目前に?と思いつつ、
そうです、おくんちまでのこりわずか1週間ほど!
街中には、おくんちが近いことを思わせる数々の光景が見られるようになってきました。
本日は、そのいくつかを「忍び寄るおくんち」として、ご紹介。
1.道路に道順ができる
チョークで書かれた矢印発見!
これこそまさに、おくんちの踊り町の、通路の証。
「五」は五島町のことで、
ここで踊りを奉納し、手前の路地に入る事をあらわします。
この写真を撮った辺りは、五島町。
五島町は今年蛇踊りを奉納する町なので、
本番を前に地元で練習するにあたって、方向を書き記したのでしょうか?
おくんち当日は7つの踊り町があちこち動き回る為、
矢印も町名もにぎやか&複雑です。
2.龍に出くわす
街中で、賑やかな音や掛け声が響く時が増えてきます。
音のするほうを見ると、おくんちの練習中だったり、
練習会場を後に、踊り町の集団が移動中だったりします。
このときは、五島町の龍が中央橋に出現!
龍:「じろじろ見てんじゃないニョロ!」(ギロリ)
にき子:「ひょえーーーごめんなさいーーー」(こそこそ)
鋭い眼光で、周囲に睨みをきかせていた龍ですが、
信号が青になるのを鋭くチェック、横断歩道を渡ります。
交通マナーにも厳しい様子。
龍と一緒にいる銅鑼やラッパは、中国を髣髴とさせる音色です。
独特な雰囲気を振りまいて去っていきました。
写真まで撮って、大興奮のにき子と対照的に、
特に興味もなさそうに、龍と横断歩道を渡る長崎人。こんなの慣れっこです。
3.金封も用意しなくちゃね
小屋入りの時に、今年の踊り町のひとつである万才町にあるわが社にも、
万才町の世話役の方がお見えになりました。
花代をお渡しした様子はこちら。
おくんちの前と、後にもおそらくこられるので、花代を準備しなくては!
金封もたくさん必要ですから、
賑町にある山口紙店さんの店先には、こんな金封が並びます。
こんなバージョンも!
もちろんにき子、パッと見ても読めませぬ。
余計な四股を踏めないことを
詫びていると思わせておいて、
「たくさんできないですけど」と、
そのままの意味。
この一文は、僅かですが・心ばかりですがといった、謙遜の言葉をあらわしているようです。
それはわかるのです。
この真ん中についているしこが、なぜここにしことしてついているのかが、わからない。
にき子の中でしこりになっています。
うまいね。
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2人のハイパーな娘達を相手に
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