ここんにき日記
【ここんにき】 とは、このあたり・この付近 という長崎の言葉です。ここんにきな情報を、有限会社トータル・サービスが長崎より発信!
昨日は人数揃いでした
庭見せの翌日の10月4日は「人数揃い」です。(”にいぞろい”と読みます)
これは本番と同じ衣装で町内に稽古の成果を披露するもので、
本番前の最終リハーサルのようなものでしょうか。
さっそくにき子もトータル・サービスがある万才町と、龍のいる五島町に見物にいってまいりました。
まずは、万才町。
左:すでにこの人だかり!
すごい熱気です
右:三味線もこんなにたくさん。
左:傘鉾はここで待機
右:中をのぞいて見たりして、、、
こうやって支えてます。
すごいです。
左:早着替えもしたり。
このあと「ぶらぶら節」を
披露してくれました
右:最後に勢ぞろい。
みんなで手を繋いで・・・?
ドキドキ
ヴィクトリィー!!!
じゃ、なかった(当たり前)。
ばんざーい!!!
万才町(まんざいまち)なだけに、ばんざいで締め。
艶やかでした。
この会場での披露は無事終了。
今度は町内の他会場に行くために、列をなして大移動を繰り広げます。
このとき、女性たちが蛇の目傘をさしてあるいていました。日よけかしら?とってもステキ。
左:「暑くても顔はぬぐっちゃダメ」と指導が。
おしろいがはげちゃうんですって。
ハンカチ王子のように、押さえて。
右:三味線はこうやって運びます。
見事な風呂敷使い!
左:蛇の目がステキでしょう?
出演者の行列の後ろで
バスも行列。大渋滞。
右:当社の窓から俯瞰の図。
県庁や市役所のある
メインストリートを占拠。
撮影を終えてホッと落ち着く間もなく、「五島町の龍を撮影せよ」と、某社長からの指令が!
人数そろいは、どこの町も同じ時間帯に行うため、全ての踊り町を制覇するのは難しいのですが、
本隊が移動する場所を目指して動き回ると、複数の町も見物できるわけです。
そうです。要するに「走って行け」という指令。はい、行ってきます。
そして、待ち伏せ成功!
しばらくすると、鐘やラッパの入った龍踊り特有の賑やかなお囃子が聞こえてきました。
(※しかし行列の最後には、笛と太鼓のお囃子もいるのです。まさに音のチャンポン。動画を要チェキ!)
バスや車やトラックやら、とにかく交通量の多い国道ですが、
脇を行くバスに一瞥をくれつつ、余裕の表情でゆったり移動する龍。
なんでしょ、このシュールな世界は。
左:移動中ですが、
顔や尻尾は動かすのです。
「長崎港はあっちか」と確認。
右:後姿はこんな感じ。
おなかがもこっとしてます。
交差点に来ると、信号をきちんと確認します。
左:車が途切れた!
今のうちなのだ!
右:わっせ、わっせ、わっせ
左:お囃子の子供たち
大所帯です
右:龍の鳴き声を表す長ラッパ。
これが独特なサウンドの
主役でしょうね。
左:玉を探してとぐろを巻く龍。
右:総監督さんの衣装も
中華風。
左手に持つ旗が振られると、
龍は宙を舞いだします。
この日、動画を撮影しよう!と、しっかり場所を確保してスタンバイするにき子の前に、
おばーちゃん集団がやってきました。どうやらお孫さんが龍衆(龍を動かす役割のことです)で、
晴れ姿を見に来た模様。
付き添いAさん「あら、あそこにいるわよ!ばーちゃんの孫よ!がんばってるよ!」
付き添いBさん「ほんと上手ねぇ、尻尾。」
、、、ほめ殺し。そして、なぜ尻尾?
不思議に思って尋ねたところ、尻尾の動きを重点的に褒めるのには、わけがあったのです。
尻尾は、たとえ龍がゆっくり動いているときでも、単独でふわりふわりと動いているのです。
それを担うのが、しっぽを動かす龍尾衆。(ばーちゃんの孫含む)
この龍尾衆の働きで尻尾が動くことによって、龍は生き生きと見えてくるわけなのです。
なるほど龍の顔ばかり目で追っていましたが、尻尾の動きも絶妙です!
だから褒めるんですね、「尻尾が」って。この後、私も尻尾ばかり見てしまいました。
では、行列の時とうって変わって、素早く力強く、動き回る龍をお送りします!
絶妙に動く尻尾を、あなたもぜひご覧あれ!
以上、にき子の「人数揃い」報告でした。
いよいよ長崎くんちは7日から!みなさん、見にこんね!
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プロフィール
長崎生まれの長崎育ち。
2人のハイパーな娘達を相手に
子育て奮闘中です♪
目下の目標は、いかに自分の時間を捻出するか!
長崎のおすすめ情報(どうでもいい情報も)をドンドン
更新して行きたいたいと思いま~す。
この記事へのコメント
ありがとうございます。
特に喇叭のことを『独特なサウンドの主役』とは・・・嬉しいです。
Re:ありがとうございます。
はじめまして。
コメントありがとうございます。
今回のおくんちは寒いし雨が降ったりしてさぞ大変だったと思います。
そんな中での見事な龍踊りの奉納、お疲れさまでございました。
五嶋町さんのHPをいつも拝見しておりましたので、
一日一枚コーナーが更新を終えたことに少し寂しさを感じています。
でもそれは、皆様が精一杯おくんちをやり遂げた証ですものね、、、。
実はワタクシ、人数揃いの日に五嶋町公園で長喇叭の方を捕まえて、
「どうやって吹くんですか!」としつこく食い下がった人間でございます。
初めて耳にした長喇叭の音に心が躍ってしまい、「あれは何なのか」「どうやって吹くのか」と
気になって仕方がなかったのです。
お一人、丁寧に構造や吹き方を説明してくださいました。その節はどうもありがとうございました。
でも、練習で唇が擦り切れたなんていう苦労話もうかがいましたのに、
記事にしないままになっていました。申し訳ありません。
龍踊りを見るのも、長喇叭の音を聞くのもはじめての体験でして、
とてもすばらしいものを拝見できてありがたく思いましたし、感動しました。
本当にどうもありがとうございました!
P.S.おくんち後日に龍が着ていたカッパは、その後どうなったのでしょうか?
再利用するのでしょうか?どこで干したのかなどこちらも気になって
仕方ありません、、、(汗)
人数揃いの日の質問
龍が着ていた「カッパ」というものは、「カッパ」といえばカッパですが、道中の雨避けカバーで龍専用で作ったものです。雨乞いの神事が元祖と言われる龍ではありますが、龍は雨にすごく弱いのです。太鼓もしかりでこれにもカバーがあります。「カッパ」は、素材はビニール系ですので、すぐ乾きます。よって、天日干しする必要がなかったと思います。格納庫にあるようです。
今度の土曜日夕方のアミュをお楽しみに!
Re:人数揃いの日の質問
ご丁寧なお返事ありがとうございます!
人数揃いの日は演奏が終わった直後でお疲れでしたでしょうに、
私の質問に付き合っていただいて本当に感謝しています。
改めて、ありがとうございました。
不思議な音色とは裏腹に、実際みせて頂いたらすごく単純なつくりで驚きました。
それゆえ音を出すには技術が必要だとのお話は納得ですし、
皆さん涼しい顔で歩きながら良く吹いているなぁと再度びっくりしました。
そして龍のカッパ!あのカッパはやはりオーダーメイドなんですね!
どうりでぴったりだと思いました。既製品じゃあんなふうにはいきませんよねー。
実は格納庫付近でもうろうろしてみたのですが、(←ストーカーかよ!)
なるほど速乾性に優れたビニール製なら、干す必要はありませんよね。
龍は雨乞いがルーツというのも初めて聞きました。
またまた興味深いお話をありがとうございます。
土曜日のアミュ、実はなにかの看板で見かけたんですよね。
楽しみにしています!