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ここんにき日記

【ここんにき】 とは、このあたり・この付近 という長崎の言葉です。ここんにきな情報を、有限会社トータル・サービスが長崎より発信!

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金比羅山山頂にあるもの その2

さて本日は、”金比羅山山頂にあるもの特集”続編をお送りいたします。

まずは、あのなぞの物体の正体が、いよいよ明らかになります!

社長となぞの物体
「ようやくわかるの?」
「ひゃっほーぅ!」

はい。もうおわかりですね?
先日の記事の回答は、6.2番の「喜ぶ社長の図」 でしたー。
小数点の付いた回答番号なんてありえませんけど、社長の誕生日ですから。
大目に見てあげてください。

ってなんのこっちゃ。
本題に戻ります。

この三角形の正体は”金星観測記念碑”なのだそうです。

そして右下の写真に写る、レンガの物体は”観測台”です。

金星観測記念碑金星観測台

どちらもかなりの苔むし具合。貫禄十分でございます。
フランス観測隊のジャンセン一行が、この地で金星の観測をおこなったのは
なんと1874年!およそ130年も前!

そりゃ、苔もむしますわ、、、

しかし、観測日前後に天候不順が続く長崎では観測ができず、
別隊が神戸で観測に成功したのだとか。
むむぅ、、、同じ港町仲間の神戸に負けてます。悔しいー。

明治7年(1974年) 長崎における金星日面通過観測については、
ぼくでんのホームページさんに大変詳しい説明と、当時の写真などが掲載されています。
(ぼくでんのホームページさんのページへ)



記念碑といえば、コレもその一つ。

経緯度原点確定の記念碑
同じく金星観測を長崎の星取山でおこなっていた
アメリカ隊のダビットソン一行は、
観測に加えて長崎と東京との経度差も観測。

日本で初めて
経緯度原点(東京都板倉:チットマン点)値を決定。

その偉業をたたえる記念碑なのです。

金比羅山山頂で、社長が次々遭遇する記念碑が物語るのは、
明治になって間もなく、長崎は大きなイベントの舞台になっていたという事実

さすが鎖国時にも、外国に開かれていたお土地柄。
長崎は、時代の最先端をゆく場所だったわけですね。
今も昔も、変わらず最先端ではありますけどね。位置的にね。(←ほっとけ!)


まだまだ続きます。

次に写真に写したのは、古い石の祠です。

古い石の祠です金比羅山 案内看板

これは宝永2年(1705年)に、修験者である祥院長慶が建てたものとされているようです。

彼が讃岐国から金比羅大権現をこの山に勧請したことから、
この山は金比羅山と呼ばれるようになったのだそう。

名づけ親は祥院長慶さんだったわけですね。


ところでにき子にとって、
”宝永”という年号を聞いて真っ先に思い起こすのは、富士山の脇にある宝永山!
こういうところが、静岡県民品質です。宝永山は、にき子のふるさとからはこんな感じに見えるのです

宝永山とは、この祠が建てられた2年後の宝永4年(1707年)、
大地震とともに噴火した山のこと。

にき子の生まれ育った場所からは、
ちょうど右側にポコンと飛び出したように見えるのです。(右図参照)

にき子にとって、富士山と言えばこの形なのです。


外出した時に視界に入るだけにとどまらず、
家や学校など屋内にいる時でさえ、その窓からは必ずこの富士山と宝永山が見えていました。
まさしくにき子にとってはなじみのある風景であり、その主役を務める山だったのです。

静岡でその宝永山が噴火によって生まれた時代、
遠く離れた長崎の地でこの石の祠は建てられ、そして今、「こんな祠があったのか!」と驚くにき子。

うーむ、なんだか運命的なものを感じます。
単なる偶然ですけども。

でも、長崎に住まなかったら知らなかった祠であり、知らなかった歴史です。
未知の場所に住むというのは、不安や寂しさは確かにあるかもしれませんが、
思いがけず、こういう発見があって楽しくもありますね。

しかし、宝永山が生まれた噴火の後、富士山は約300年沈黙中。
もうすぐ帰省シーズンですが、静岡に帰るのがちょっと怖いにき子です、、、。

宝永山の噴火については、こちらに詳しい写真と説明があります
(富士山自然探訪サイトへ)
富士山自然探訪サイトへ





まだまだ続く、金比羅山山頂シリーズ。
次回はコレ

旗揚げ広場です
って何も写ってないじゃん!

などと言わずに、次回ブログをお楽しみにー(してくれている人がいたらいいなー)。


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ここんにき子
性別:
非公開
職業:
金融業
趣味:
子育て(ということにしておきます)
自己紹介:
24年末より、三代目ここんにき子を襲名。
長崎生まれの長崎育ち。
2人のハイパーな娘達を相手に
子育て奮闘中です♪
目下の目標は、いかに自分の時間を捻出するか!
長崎のおすすめ情報(どうでもいい情報も)をドンドン
更新して行きたいたいと思いま~す。

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