ここんにき日記
【ここんにき】 とは、このあたり・この付近 という長崎の言葉です。ここんにきな情報を、有限会社トータル・サービスが長崎より発信!
築町市場へゴォ!vol.3
引き続き、長崎の不思議な食材の宝庫、築町市場レポートをお届けします。
vol.1はこちら vol.2はここね
今回のサブタイトルは、”くじら”です。
この「鯨」の文字を見る頻度が、長崎は圧倒的に多いというのがにき子の印象です。
鯨カツなんて、串カツよろしく串に刺されて、
歩きながらでも食べられる軽食として売られてたりしますしね。
(あ、今度買って来よう)
もちろん築町市場にも、鯨は沢山おいてあるわけなんですよ!
そしてもちろん、にき子はアドレナリンがでまくるわけです。
そんなにき子が、まずみつけたのはコレ
「オバ鯨」
はて、これはいったいなんなのだ・・・?
そばにいたおにーさんに聞いてみたところ
「今日はいないけど、オジ鯨もおっとさね」
(翻訳:「今日はいないけど、オジ鯨もいるんだよね」)
だって。
昔々、あるところに住んでいたおじ鯨とおば鯨。
芝刈りとか洗濯とか・・・
ええと、長崎ジョークはお口に合いませんでしたか、、、?すみません。
オバとは尾羽と書きまして、鯨の尾びれのことなのです。
薄くスライスして茹でたもので、綺麗な白色と、くにくにぷにぷにな食感が楽しい一品。
ポン酢で食べるとおいしいのです。
ちなみににき子、長崎に来てから食べたことがある気がしますが、名称を知りませんでした、、、。
不勉強この上ないです。申し訳ないです。今日は謝ってばかりです。
次に見つけたのはコレ
「湯かけ鯨」
その名の通り、湯引き状態のご様子。
これ、鯨のどの部位なのか、
聞くのを忘れてしまいました。
会社のスタッフに聞くと
「食べたことはあるが、そんなの知らん」と冷たいお言葉。
冷たい言葉で冷えた体には、お風呂ですよね。
ザパーン!
一口に”鯨”といっても様々なのねーと感心しきりで歩いていたら、こんなコーナーまで!
これ、全部鯨なのだそうです。
バイキングですか?これは。
左から
・ベーコン(下あごから腹肉を塩漬け後燻製にしたもの)
・食道
・オバ
・湯かけ
どれもポン酢や酢味噌でそのままどうぞとの事でした。
驚くべきは、その値段。どれも1パック350円!
今では高価になった鯨ですけれど、この位なら買えそうです。
そして、この量もなかなかツボをついています。
ここにあるのは、前菜やおつまみとしてそのまま食べる鯨ですから、このくらいの量が最適。
さらに、にき子のように初めて食べる人間にも、チャレンジしやすい量といえますね。
この店、なかなかにくい演出をしてくれます。
実はこのお店、店先で「これは何?これは何?」と聞きまくるにき子に、
おかみさんが笑顔で答えてくれたのです。
にき子が鯨の名称を、こんなにも詳しく正確に書けるのも、おかみさんに教わったからこそ。
こういうやりを楽しめるのも、市場の魅力の一つですよね。
しかもここ長崎では、お店の人が「買え買え光線」を発しない傾向にある気がします。
気軽にのぞける雰囲気なのです。
(だからこそにき子がのさばるわけですが、、、)
こんな感じで楽しく話をうかがって、帰るにき子におかみさんは一言
「ご両親に聞いたら、多分よーく知っとっとよー」とアドバイスをくださいました。
早速帰宅後静岡に電話をかけて、実験。
にき子 :「お母さん、オバ鯨知ってる?」
にき子母:「知らん。おばさん鯨か?って失礼な!」
これにて終了。
おかみさん、敗れたり!
岡山出身静岡在住のにき子母には、いささか難しかったこの問題。
でも、長崎人は知っている。
この事実がすごい!
長崎人が、鯨の名称をこんなにも細かく知っていることを知れた事も、にき子の今回の収穫です。
ところで、奥さんは見慣れた鯨の光景なのに、なぜにき子はこんなにも騒ぐのか?と驚いたのか、
こんな本を貸してくれました。
「長崎料理 百花繚乱ふるさとの味」 (著:脇山順子さん)
この本には、長崎の家庭料理や、節句を祝って食べた料理などが満載なのですが、
鯨についての詳しい説明もたっぷり載っておりました。
レシピも、
・鯨じゃが
・鯨の大和煮
・鯨とごぼうの味噌煮
といった具合。
本の中では、「伝統料理」として卓袱料理や中華料理のレシピが紹介されているのが長崎らしいところですが、上記の鯨料理も、しっかり伝統料理の中に入っているのです。
長く人々に親しまれているからこそ、こういったレシピがあるのでしょうし、
市場で簡単に手に入るからこそ、伝統として受け継がれていくのでしょうね。
この本を見て、早速にき子もチャレンジしよう!と思えるくらい、
鯨が豊富に売られている築町市場なのでした。
↑これってすごいことだと思うのだけれど、長崎人はノーマル光景と感じているのか、
誰も自慢しませんよね、、、
観光にきたお客様は、寄ってみる価値ありますよん。
vol.4へ続く
↑↑↑地域情報カテゴリ内の「九州」に登録中!クリックしていただけると嬉しいです。
【メルカ築町】
住所:長崎県長崎市築町3-18
電話:095-823-9333
営業時間
市場:7時から19時 物販:10時から20時 飲食:11時から22時
vol.1はこちら vol.2はここね
今回のサブタイトルは、”くじら”です。
この「鯨」の文字を見る頻度が、長崎は圧倒的に多いというのがにき子の印象です。
鯨カツなんて、串カツよろしく串に刺されて、
歩きながらでも食べられる軽食として売られてたりしますしね。
(あ、今度買って来よう)
もちろん築町市場にも、鯨は沢山おいてあるわけなんですよ!
そしてもちろん、にき子はアドレナリンがでまくるわけです。
そんなにき子が、まずみつけたのはコレ
「オバ鯨」
はて、これはいったいなんなのだ・・・?
そばにいたおにーさんに聞いてみたところ
「今日はいないけど、オジ鯨もおっとさね」
(翻訳:「今日はいないけど、オジ鯨もいるんだよね」)
だって。
昔々、あるところに住んでいたおじ鯨とおば鯨。
芝刈りとか洗濯とか・・・
ええと、長崎ジョークはお口に合いませんでしたか、、、?すみません。
オバとは尾羽と書きまして、鯨の尾びれのことなのです。
薄くスライスして茹でたもので、綺麗な白色と、くにくにぷにぷにな食感が楽しい一品。
ポン酢で食べるとおいしいのです。
ちなみににき子、長崎に来てから食べたことがある気がしますが、名称を知りませんでした、、、。
不勉強この上ないです。申し訳ないです。今日は謝ってばかりです。
次に見つけたのはコレ
「湯かけ鯨」
その名の通り、湯引き状態のご様子。
これ、鯨のどの部位なのか、
聞くのを忘れてしまいました。
会社のスタッフに聞くと
「食べたことはあるが、そんなの知らん」と冷たいお言葉。
冷たい言葉で冷えた体には、お風呂ですよね。
ザパーン!
一口に”鯨”といっても様々なのねーと感心しきりで歩いていたら、こんなコーナーまで!
これ、全部鯨なのだそうです。
バイキングですか?これは。
左から
・ベーコン(下あごから腹肉を塩漬け後燻製にしたもの)
・食道
・オバ
・湯かけ
どれもポン酢や酢味噌でそのままどうぞとの事でした。
驚くべきは、その値段。どれも1パック350円!
今では高価になった鯨ですけれど、この位なら買えそうです。
そして、この量もなかなかツボをついています。
ここにあるのは、前菜やおつまみとしてそのまま食べる鯨ですから、このくらいの量が最適。
さらに、にき子のように初めて食べる人間にも、チャレンジしやすい量といえますね。
この店、なかなかにくい演出をしてくれます。
実はこのお店、店先で「これは何?これは何?」と聞きまくるにき子に、
おかみさんが笑顔で答えてくれたのです。
にき子が鯨の名称を、こんなにも詳しく正確に書けるのも、おかみさんに教わったからこそ。
こういうやりを楽しめるのも、市場の魅力の一つですよね。
しかもここ長崎では、お店の人が「買え買え光線」を発しない傾向にある気がします。
気軽にのぞける雰囲気なのです。
(だからこそにき子がのさばるわけですが、、、)
こんな感じで楽しく話をうかがって、帰るにき子におかみさんは一言
「ご両親に聞いたら、多分よーく知っとっとよー」とアドバイスをくださいました。
早速帰宅後静岡に電話をかけて、実験。
にき子 :「お母さん、オバ鯨知ってる?」
にき子母:「知らん。おばさん鯨か?って失礼な!」
これにて終了。
おかみさん、敗れたり!
岡山出身静岡在住のにき子母には、いささか難しかったこの問題。
でも、長崎人は知っている。
この事実がすごい!
長崎人が、鯨の名称をこんなにも細かく知っていることを知れた事も、にき子の今回の収穫です。
ところで、奥さんは見慣れた鯨の光景なのに、なぜにき子はこんなにも騒ぐのか?と驚いたのか、
こんな本を貸してくれました。
「長崎料理 百花繚乱ふるさとの味」 (著:脇山順子さん)
この本には、長崎の家庭料理や、節句を祝って食べた料理などが満載なのですが、
鯨についての詳しい説明もたっぷり載っておりました。
レシピも、
・鯨じゃが
・鯨の大和煮
・鯨とごぼうの味噌煮
といった具合。
本の中では、「伝統料理」として卓袱料理や中華料理のレシピが紹介されているのが長崎らしいところですが、上記の鯨料理も、しっかり伝統料理の中に入っているのです。
長く人々に親しまれているからこそ、こういったレシピがあるのでしょうし、
市場で簡単に手に入るからこそ、伝統として受け継がれていくのでしょうね。
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電話:095-823-9333
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カテゴリー
プロフィール
HN:
ここんにき子
性別:
非公開
職業:
金融業
趣味:
子育て(ということにしておきます)
自己紹介:
24年末より、三代目ここんにき子を襲名。
長崎生まれの長崎育ち。
2人のハイパーな娘達を相手に
子育て奮闘中です♪
目下の目標は、いかに自分の時間を捻出するか!
長崎のおすすめ情報(どうでもいい情報も)をドンドン
更新して行きたいたいと思いま~す。
長崎生まれの長崎育ち。
2人のハイパーな娘達を相手に
子育て奮闘中です♪
目下の目標は、いかに自分の時間を捻出するか!
長崎のおすすめ情報(どうでもいい情報も)をドンドン
更新して行きたいたいと思いま~す。
この記事へのコメント
くじらですね。
我が家では正月に「おば」がでますが、残りをジャガイモ、玉ねぎと煮込んだらこれもすごくおいしいですよ。
Re:くじらですね。
コメントありがとうございます!
鯨は既にお買い上げだったとのこと。さすが、鯨大好き人間さんっ!
しかも、充分堪能されたご様子ですね。メルカ築町の底力を見た気がします。
にき子は関西に住んでいたときに、酒粕で作る「粕汁」の中には必ず皮鯨を入れるという友人にすら
驚いたくらいの鯨初心者ですので、そもそも食道すら食べたことがないのです。
このため、鯨の食道、今後チャレンジする食品の一つにノミネートされております。
オバと野菜の煮物とは、これまた豪華な感じですが、肉じゃがみたいな風貌でしょうか?
こちらもぜひ食べてみたい、興味津々料理です。
早速メルカ築町に行かなくちゃ!ですね(笑)